2016年総会での特別決議

核兵器も原発もいらない。核に依存しない日本を。

2015年は戦後70年そして被爆70周年の記念すべき年でした。5月にはニューヨークで核不拡散条約の再検討会議が開かれましたが、残念ながら最終文書は採択できませんでした。しかし、核兵器禁止条約をめざして2016年2月と5月、国連の公開作業部会がジュネーブで開かれ、今秋の国連総会で何らかの勧告を出すものと期待されています。

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核実験や核兵器依存政策は言語道断ですが、北東アジア地域の非核化をめざして、唯一の被爆国日本の役割はますます大きくなっています。5月27日に、米オバマ大統領が広島を訪問しましたが、核軍縮にむけての具体的行動を求めます。

昨年9月に安全保障関連法制(戦争法)が国会で強行採決され、日本が米国と一体になって「戦争をする国」へと大きく舵を切り始めました。さらに多くの反対を押し切って川内原発1号機と2号機が昨年8月と10月から再稼働されました。

東日本大震災と福島第一原発事故からは5年が経過しました。原発事故は収束したというにはほど遠い状況で、2016年5月現在、なお92,154人もの方が県内外で避難生活を続けておられます。

戦争法を廃止し、平和憲法を堅持する政府を実現しましょう。そして核兵器も原発(核発電所)もない世界の実現に向け、力を合わせようではありませんか。

2016年7月9日

核戦争に反対する北海道医師・歯科医師の会 第28回総会

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